高尿酸血症から痛風へ(痛風の症状)

通風の足

血液検査における尿酸値が7.0mg/dl以上である場合、高尿酸血症といいます。

これは尿酸値7.0mg/dl以上で、血液中における尿酸が飽和状態となり、結晶化して、痛風発作を起こしやすくなるためです。

痛風は、高尿酸血症であるけれども無自覚・無症状の段階を経て発症します。

この期間は数年ほど。

この期間に気付かない、もしくは医療機関で指摘されても何も対策をとらないと、ある程度の確率で痛風に進行します。

痛風の症状である痛風発作は、尿酸が関節にたまり、急性の炎症が起きた状態です。

痛風発作は突然に

痛風発作はある日突然、関節に激痛を伴ってやってきます。

初めての痛風発作は左右どちらかの足の親指のつけ根に、夜間、発症するケースが多く見られます。

痛みを発症してから、数時間以内に赤くはれ上がり、歩行困難をもたらすこともあります。

尿酸値が高く、痛風になる可能性があることを知らなければ、突然の痛みに驚き、困惑することでしょう。

しかし、痛風初期のうちはこの痛みも時間の経過とともに治まります。

痛みがどれくらいで治まるかは、痛風が発症してからの期間や痛む関節の部位にもよります。

足の親指のつけ根の関節は、長くても2週間ほどで痛みが治まるといわれています。

しかし、痛みが治まっても、完治したわけではないので、油断は禁物です。

このような痛みが出ては治まる状態が、最初の痛風から10年程度続きます。

痛風が進行すると

しかし、この状態を放置しておくと、痛む関節も変化し増えていきます。

痛む頻度も高くなり、痛みが治まりにくくなります。(慢性化)

足

ひざなどの大きな関節が侵されると、頭痛や発熱などの症状を伴うこともあります。

そして、痛風が進行すると、痛風を起こした関節にこぶ状の痛風結節ができてしまいます。

痛風結節とは尿酸が結晶となって(尿酸塩)関節にたまり、こぶのようにはれたものをいいます。

ひどくなると、関節が変形し、機能障害を起こしてしまうこともあります。

痛風が進行してくると、関節以外の部分にも症状が現れることがあります。

耳たぶには尿酸塩がにきび状の白い、米粒大の塊となって現れることが知られています。

さらに、痛風が進行すると、様々な合併症をもたらします。

痛風によってもたらされる合併症の中には、命の危険を伴うものもあるので、注意が必要です。

しかし、痛風は早い段階で、治療を始めれば症状を改善したり、進行を止めたりすることで、合併症の発生を防ぐことができます。

そして、治療と同時に、自身の生活習慣を改め、食生活を見直すことがポイントとなってきます。

痛風においては、一口も口にしてはならない食材はありませんので、ぜひとも食生活の改善は実施したいところです。