春の食卓
つらい痛風をより早く治すためにはしっかり通院することももちろんですが、自分から改善できる方法を模索していくことも大切なことです。
自分でできる改善策の一つとして挙げられるのは、ずばり食材の選定です。
その中でも春に旬な食材は痛風を治すためにとても役に立ちますので、ここでその食材についてご紹介していくことにしましょう。
痛風には山菜が効果的
山菜の多くは春に旬を迎えることになりますが、この春の山菜こそが痛風には非常に効果的なのです。
ワラビを例に挙げてみましょう。ワラビには痛風を悪化させるプリン体含有量が少ないのです。


さらにコレステロールや脂質もほとんど含まれていません。
一方、健康のためには必要なビタミンやミネラルはとても豊富に含まれているのです。
これはワラビだけでなく、その他の山菜にもほぼ同じような成分が含まれているのです。
つまり、山菜は痛風を患っている人にとっては非常に嬉しい食材なのです。

料理として出すのであれば山菜そばがおすすめです。
そばは山菜と同じようにカロリーも少なく、さらにはコレステロールの排出を促す成分が含まれています。
わかめも効く!?
今度はは海の食材を見ていくことにしましょう。
山菜と同じく、春に旬となるわかめが痛風改善に役立ちます。
わかめは栄養価が高く、
- ビタミンKや葉酸といったビタミン
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
また、プリン体も少ないので過剰摂取を気にする必要はほとんどありません。
ただし、塩分が多く含まれているため、食べすぎると逆に痛風を悪化させるおそれがあります。
わかめには塩分の排出を促すカリウムは含まれていますが、ゆでるとその30%は失われてしまいます。
よって、その煮汁ごと食べられる味噌汁やスープにして食卓に出すと良いでしょう。
上手に取り入れてバランスの良い食事構成を
心に留めておいてほしいのは、痛風に良いからと言って山菜そばばかり食べたり、あるいはわかめの味噌汁ばかりを飲んだりしてはいけないということです。
より早く病状を改善していくために大切なのは、バランスの良い食事構成を整えることです。
そうすれば痛風に良い栄養素だけでなく、心身の健康にも良い栄養素も十分に摂取することができます。
山菜やわかめなど、春に旬となる食材を上手に取り入れつつ、それらを大いに活用して楽しく食事療法を続けていくようにしましょう。
楽しみながら行うことが、痛風改善のための近道なのです。