1. ホーム
  2. 機能
  3. ≫食事療法の注意点

食事療法の注意点

食事療法

痛風は血液内の尿酸濃度が高いことが原因で発症する病です。

痛風を発症すると、多くの場合、食事療法を進められます。

尿酸量は食べ物に左右されると考えられているからです。

また、痛風患者には肥満傾向の人が多く、肥満もまた、尿酸値をあげる原因の一つです。

この場合、食事療法には減量手段という意味も込められています。

食事療法の始め方

食事療法を始めるといっても、食生活を変えるのは病に対して、かえって逆効果です。

尿酸値が急激に下がると、痛風発作が起きやすくなることが知られています。

また、急激な減量はリバウンドが心配です。

痛風を一度発症したら、生涯、尿酸値コントロールをしなければならないため、改善した食生活は、生涯続けなくてはならないものとなるでしょう。

よって、ずっと続けられる内容であることが、食事療法のポイントになります。

初めは徐々にこれまでの食生活を見直すと良いでしょう。

パン

毎朝、朝食でパンに塗っていたバターの量を見直す程度、ちょっと意識する程度でかまいません。

次第に、間食を控え、アルコールを控えるようにしましょう。

ある程度できたら、自分の適正体重や、食事の適量を把握し、目標を立てて取り組むとよいでしょう。

食事療法は難しく考えなくて大丈夫

痛風の食事療法は、これを一口でも口にしたら病気が悪化するというようなものはありません。

逆に言えば、一口程度だったら何を口にしてもよいのです。

食事療法を難しく考える必要はありません。

さらに、今まで大好きだったものを禁止する必要はありません。

ただ、量と栄養バランスを見直すことが大事なのです。

このように書くと、少し痛風について知識がある人は、プリン体が多い食品は摂取してはいけないのでは、と思うかもしれません。

しかし、プリン体はもともと体内に存在する物質で、その量は口から摂取するよりはるかに多いのです。

そして、ほとんどの食べ物に多かれ少なかれ、プリン体が含まれています。

よって、神経質にプリン体の量を気にせずとも、どんなものでも多量摂取を避け、バランスよく食べていれば問題ないのです。

食事療法にコストをかける必要なし、むしろ節約

野菜

食事療法は、高価な食材を買ったり、サプリメントを購入したりといったコストをかける必要は全くありません。

これまでの食事より量を減らしたり、間食を減らしたりといった形になりますので、むしろ、コストダウンになるはずです。

ただし、今まで購入習慣のなかったものを買うようになることはあるかもしれませんね。

例えば、今まで肉中心で野菜はほとんど購入しなかったのであれば、食事療法により、野菜の購入量が増えるかもしれません。

その場合も、肉類の購入量は減るはずですので、コストアップにはならないと思われます。

食事療法は家計を助けることにもなるかもしれません。

健康食材はすべての病に当てはまるのではない

最後に、注意したいのが痛風に良いといわれる食材が、他の病においても有効とは限らないことです。

例えば、鶏卵はプリン体が少なく、たんぱく質が多く、痛風の食事療法ではお助け食材の一つです。

しかし、一方で、卵黄のコレステロール含有量は、非常に高く、脂質異常がある人には不向きな食材です。

痛風は生活習慣と大きく関わっているといわれています。

軽快に歩く

痛風は合併症も多く、中でも生活習慣病といわれる高血圧、脂質異常、糖尿病などを発症することが知られています。

よって、合併症の発症もぜひとも予防したいものです。

食事療法で、バランスよく食材を摂取することといわれるのは、このような理由もあるのです。