統計結果から見る通風になりやすい人

人々

痛風は尿酸値の上昇と関節の激痛が特徴です。

生活習慣に大きく関係があるといわれる痛風ですが、特定の要素を持つ人に偏って発症するケースが見られ、痛風には生活習慣以外にも鍵となるものがありそうです。

性別・年代

人々

痛風において、性別は最も大きな差が出るところです。

痛風患者の99%は男性、女性は1%程度しかいないのです。

女性は生活習慣が乱れていても発症しないのか、これでは生活習慣とは関係ないのではないか、そんな声が聞こえてきそうです。

しかし、やはり痛風と生活習慣は密接な関係にあります。以下をお読み下さい。

痛風を発症しやすい年代は30代から50代。

以前は40代から50代といわれていましたが、近年30代が最も多くなっています。

また、20代で発症する人も増えてきており、若年化が窺われます。

男性の尿酸値は思春期あたりを境に、健康な人でも上昇します。

しかし、それだけで痛風になるのではなく、年齢とともに生活習慣などが影響し、尿酸値が上がりすぎると高尿酸血症になってしまいます。

高尿酸血症のときに、治療や生活習慣、食生活の見直しをできれば良いのですが、気付かないまま過ごしてしまったり、安易に考えてしまったりすると痛風に進行してしまいます。

痛風は高尿酸血症に、何らかのきっかけがもとで発症します。

この「何らかのきっかけ」に生活習慣や食生活が大きく関わっているのです。

女性ホルモンコラム

女性

体内でホルモンは様々な生理機能を調節しています。

中でも卵巣から分泌される女性ホルモンは、女性特有の体の仕組みをコントロールするだけでなく、そのほかの生理機能にも関わっているのではないかといわれています。

そして、この女性ホルモンが痛風においても関係しているのではないかといわれています。

女性ホルモンの一つ、エストロゲンが腎臓において尿酸をろ過し、スムーズな排泄を促しているのではないかとも言われています。

よって、閉経後の女性は痛風を発症しやすくなるといわれています。

一方、あまりにも痛風の男性発症率が高いので、男性ホルモンが尿酸値を上げているのではないかという説もあります。

薬の服用による痛風発症

痛風は尿酸値が高いことで発症します。

この、高尿酸の状態は生活習慣の乱れのみならず、他の病気の合併症として生じたり、他の病気の薬の副作用として生じたりします。

例えば、高血圧の治療の薬であるサイアザイド系利尿剤や、結核の治療薬ピラジナミドは腎臓での尿酸排泄をさまたげ、血液中の尿酸値を高めてしまい痛風の発症を後押ししかねません。

何らかの薬の服用中に、尿酸値が高まってきたことが確認されたならば、すぐに医師に相談することをお勧めします。

痛風を招く遺伝子

痛風を発症する日本人の多くは、腎機能の低下により、尿酸を体外に排泄できないことによるものです。

腎機能の低下には食事の影響が大きく関わっていることが知られていますが、その他に、体質として尿酸だけを十分に排泄できないことがあることが分かっています。

さらに、この体質は遺伝することも分かっています。

近親者に痛風の人がいれば、その可能性を疑う必要があるでしょう。

痛肥満があると痛風になりやすい

肥満

痛風患者の多くに肥満傾向が見られます。

さらに、メタボリックシンドロームになっている人も少なくありません。

肥満は過食に大きく関係しています。

過食状態にある人は、尿酸値を増やすもとであるプリン体も多く摂取していることが考えられます。

よって、肥満をもたらす生活習慣は、痛風を招きやすいということができるのです。