「尿酸値」=7.0mg/dlが診断の分かれ目、「高尿酸血症」とは

「尿酸」の産生・排泄のバランスが崩れると、血液中の「尿酸」が増加し、長じて「痛風」発作を引き起こします。

このように血液中の「尿酸」が増えてしまう状態のことを「高尿酸血症」と言います。

「痛風」の前兆とも言われる「高尿酸血症」とはどんな病気なのでしょうか。

「痛風」の前兆ともいえる、血液中の「尿酸値」が高くなった状態のことを「高尿酸血症」と言います。

「痛風」の原因が、血液中の「尿酸」の濃度が高くなるためだということは説明しました。

しかし、「尿酸値」が高くなっても、すぐに「痛風」を発症するわけではありません。

自覚症状がないため、健康診断などの血液検査で、はじめて「尿酸値」が高いということに気づく方も多いのです。

この「痛風」の前兆とも言える状態のことを「高尿酸血症」と言います。

「高尿酸血症」は、血液検査によりすぐにわかります。

診断の分かれ目は、男性なら「尿酸値」が正常範囲4.0~6.5mg/dlのところ、7.0mg/dlを超えているかです。

7.0mg/dlを超えていると、10年以内に「痛風」を発症する割合が1割程度になります。

これが8.0mgを超えると2~3割、9.0mgを超えると半数以上の人が「痛風」を発症します。

「高尿酸血症」には3つのタイプがあります。

「高尿酸血症」の患者には、3つのタイプがあります。


「尿酸」の排泄が少ないタイプ(排泄低下型)

作られる「尿酸」の量は基準値以内であるのに、排泄する量が少ないため、「尿酸値」が高まるタイプと言えます。

日本人の実に6割がこのタイプだそうです。


「尿酸」の産生が多いタイプ(産生過剰型)

「尿酸」を排泄する量は正常であるのに、作られる量が多いため、排泄が間に合わずに「尿酸値」が高まるタイプと言えます。

日本人の約1割がこのタイプです。


排泄が少なく、産生も多いタイプ(混合型)

1,2が合わさったタイプとも言え、産生は多く、排泄は少ないという最も深刻なタイプです。

残りの3割の人がこの混合型に該当するそうです。

「尿酸値」の産生・排泄のバランスが崩れる原因は?

さて、そもそも釣り合っていた産出・排泄のバランスが崩れてしまう原因について、ここでは述べたいと思います。

「尿酸排泄低下型」と「混合型」、つまりタイプ1,3を合わせると、「高尿酸血症」の患者の9割を占める計算になるのですが、「尿酸」を排泄する機能低下の原因は、日本人の体質が関係していると言われています。

しかしまだ詳しいことはわかっていません。

また高血圧や糖尿病などの生活習慣病、腎炎などによる腎臓の機能低下が原因となる場合もあるようです。

「産生過剰型」、つまりタイプ2の原因にはアルコールや、「尿酸値」を上げる食品の大量摂取、激しい運動などが挙げられます。

この3つタイプは、治療により変化することもあるため、治療中は医師の指示に従い、処方された薬をきちんと服用して下さい。

安易に以前の薬を服用すると、逆効果になる場合もあります。

まとめ

トイレ

「痛風」発作はないが、血液中の「尿酸値」が基準以上に高い状態のことを「高尿酸血症」と言います。

「高尿酸血症」には3つのタイプ(排泄低下型・産生過剰型・混合型)があり、日本人の約9割が排泄低下型と混合型です。