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痛みが出ている急性期の治療

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痛風は風が吹いても痛いと言われる痛みが特徴の病です。

痛みのあまり、足をつくことができず、歩くことにも不自由するかもしれません。

痛風の急性期は合併症を抑える治療

痛みの原因は血液中の尿酸値が高いことにあるので、痛みは10分や30分で治まるものではありません。

しかし、痛風初期においては痛みが長期にわたり持続するものではありません

痛風初期の場合は数日から数週間程度の痛みが続くといわれています。

痛みの部位や痛風の進行度合いなどにより、痛みの長さは違います。

初めての痛風発作が起きたなどの痛風急性期の治療は、どのように行われるのでしょうか。

繰り返しになりますが、痛風は激痛が特徴の病です。

ですから、痛みが出ているときに病院を受診することも非常に辛いことかと思われます。

しかし、痛風の急性期にしっかり診断を受けることで、痛風の進行をくい止め、合併症の発生を抑えることが可能となるのです。

痛みが出ている痛風の急性期は、根本治療の尿酸値を下げることよりも、痛みの緩和を一番に考えます。

激痛に見舞われている患者さんにとっても、痛みの緩和を一番にして欲しいことでしょう。

コルヒチンの効果

痛風の特効薬といわれるコルヒチンがありますが、痛みが生じてからでは大量に服用しないと、効果が期待できないため、急性期は基本的に処方されません。

コルヒチンは痛風の発作を防ぐのに効果を発揮するため、痛風発作を繰り返している人が、痛みが出そうな予兆があった場合に服用するという使い方をします。

さらに、コルヒチンは副作用が強く、服用により腹痛や下痢を高い頻度で生じます。

副作用が強い場合は神経障害を起こすこともあります。

したがって、現在、コルヒチンの処方は慎重に行うようになっています。

犬

痛風の痛みが出ている最中は、できるだけ安静に努めます。

状況に応じて鎮痛剤を処方し、痛みが治まるのをじっと待つ形になります。

この間、高尿酸血症に対する新たな治療は行いません。

というのも、尿酸値の増加はもちろんのこと、急激な減少もさらなる痛風発作を誘発することがあるからです。

痛風の痛みの原因は、血液に溶けきらなくなった尿酸が…、

  1.  尿酸塩として関節に沈着していたものが、何かの拍子に剥がれ落ちる
  2.  剥がれ落ち尿酸塩に白血球が攻撃する

このようなステップで起こります。

よって、これ以上、血液中の尿酸を増やすことは避けなければなりません。

したがって、尿酸を増やす原因となるものの摂取を控えるようにします。

鎮痛剤の処方以外の対処法

食事療法は痛風の急性期において、鎮痛剤の処方以外に行える数少ない対処法の一つです。

食事に含まれるプリン体は、体内で分解され尿酸となります。

これ以上尿酸を増やさないために、急性期は特にプリン体を多く含む肉類の摂取を控えることが大切です。

また、アルコールは腎臓における尿酸排泄能力の低下を招きますので、痛みが出ているときは特に飲酒を避けるようにしましょう。

このようにして、痛風の急性期が過ぎれば、今後の痛風発作を防ぐための治療が行われるようになります。