痛風の治療に使われる薬

痛風の薬

処方された薬がどのようなものなのかを把握しておくことは大切なこと。

ですが、医師から教えてもらったけど忘れてしまった。処方薬の説明書きを無くしてしまった。などと、いう患者も中にはいるのではないでしょうか?

ここでは、痛風治療に使われる薬についてご説明します。

痛風を発症したら、一生涯にわたるに尿酸値のコントロールが必要

痛風は進行する病なので、病状に応じた薬が使われます。

痛風発作が起き、関節が痛む時は消炎鎮痛剤を処方し、痛みが治まるのを待ちます。

痛風発作を抑える薬

痛風発作を抑えるのに有効なコルヒチンという薬があります。

コルヒチンは痛風発作を予防するのに効果を発揮しますが、痛みを発症してからでは効果はそれほど期待できません。

高頻度で重い副作用が見られることもあるため、近年は使用が控えられ、痛みを発症したら消炎鎮痛剤で対処することが増えてきました。

尿酸の生成を抑える薬

痛風は発作を抑えただけでは、根本治療にはなりません。

痛風のもととなる高尿酸血症を治療するため、尿酸値を下げる薬を服用することになります。

尿酸値が高い原因が尿酸の生成過剰にある場合は、尿酸の生成を抑制する薬を服用します。

尿酸生成抑制剤として、アロプリノールが知られています。

アロプリノールの副作用が出る場合は、一ヶ月以内に発熱が見られたり、皮膚障害、肝障害、腎障害などの中毒症状がみられたりすることがあります。

2011年、40年ぶりに尿酸の生成を抑制する新薬が承認されました。

この薬は肝機能や腎機能が低下している患者にも使用できるので、今後の使用が期待されます。

腎臓からの尿酸排泄量を増加させる薬

腎臓からの尿酸排泄量が低下している場合は、尿酸排泄促進剤を服用します。

尿酸排泄促進剤としては、プロベネシドやベンズブロマロンが知られています。

これらは、そもそもの腎機能が落ちている人には効果がないので、この薬を用いる前には腎機能の確認が望ましいと言えます。

腎臓結石がある人は、尿酸の排泄増加で、腎臓結石の形成を促進してしまうため、使用することができません。

これらの薬は、副作用が比較的少なくいものの、特異体質の人が用いると重篤な副作用のおそれがあります。

その重篤な副作用の一つとして、劇症肝炎があります。

薬の副作用は、薬の使用を早期に中止することで、回復することができます。

薬物治療を始めると、一時的に痛風発作がおきやすくなる

薬物療法を始めると、薬の効果により尿酸値の急激な低下を招き、しばらくは痛風発作が起こりやすくなります

その対策のため、痛風発作を防ぐコルヒチンか、痛みを発症した場合を考えて消炎鎮痛剤が処方されることがあります。

薬物療法で尿酸値が抑えられ、6ヶ月もすると、痛風発作は起きなくなります。

しかし、これらは体質を改善する薬ではありません。

薬を止めてしまうと、1週間ほどで前のレベルに戻ってしまいますので、継続した服用が必要になってきます。

尿をアルカリ性に保つ薬

また、尿が酸性に傾いていると、尿酸塩ができやすくなるため、尿をアルカリに保つことで痛風を改善することができます。

腎臓からの尿酸排泄を促す尿酸排泄促進剤を使用すると、尿中の尿酸濃度が高まりますので、この場合は特にこの薬を使用しておきたいところです。

痛風を発症してしまったら、生涯にわたる尿酸値のコントロールが必要になります。

一時的に薬で尿酸値を下げても、生活習慣や食事内容が変わらなければ、薬の服用中止とともに、尿酸値が上がってきてしまいます。

よって、痛風の治療では薬物療法と食事療法、生活習慣の改善を併用することが大切です。