医者にはできない「治療」があります。愛する家族が「痛風」になったら

もし家族の一人が「痛風」になってしまったら、あなたはどうしますか。

痛みを分け合うことはできませんが、つらい気持ちを分け合うことはできます。家庭で、職場で、周りの人間ができることを考えてみました。

家族が「痛風」になってしまった時、まずやるべきは患者の生活に改善すべきところがあるかチェックすることです。

現代の日本では、「痛風」患者の発症の割合は30代が最も多く、早ければ20代でも発症することがあり、今や「痛風」は中年男性特有の病気ではありません。

あなたも、私も、いつ「痛風」になってもおかしくない環境の中で生活しています。

もし、家族の誰かが、特に大黒柱である夫や父親が「痛風」を発症してしまったら、家族として協力できることはないのでしょうか。

家族

もちろんあります。「痛風」の原因は「遺伝・生活環境・生活習慣」だと言われています。

遺伝については手の施しようがありませんが、生活習慣・生活環境の改善なら、患者本人だけで変えるよりも、家族や友人の協力があった方がずっとうまくいきます。

まずは、これまでの生活環境や習慣に見直すべきところがあるか、振り返ってみましょう。

「生活環境」の改善は、患者に寄り添い、話を聞き、不安や悩みを共有してあげる。それだけでも有効な治療となります。

生活環境とは肉体労働者やオフィスワーカーであるとか、職場でのストレスを抱えているとか、夜はよく眠れているかなど、患者を取り巻く様々な境遇のことです。

生活環境の改善で協力できることは、例えば

  • 患者と一緒にウォーキングや体操をする
  • リフレッシュ効果の高いハイキング
  • 映画館や家で泣ける映画やDVDを一緒に見る


など、探せばたくさんあります。

一人ではなかなか腰が上がらない人でも、家族や友人の誰かが「一緒にやろうよ」と誘ってくれたなら、それは治療ではなく、楽しいイベントの1つになります。

もちろん患者の話をじっくり聞いて、不安や悩みを共有するだけでも、ストレスは解消されるといいます。

こういう治療の1つ1つは、医師ではなかなかできません。家族や友人だからこそできることなのです。

「生活習慣」の改善は、主に食事や飲酒の改善です。生活習慣の改善の成否は、家族の強力にかかっています。

「生活習慣」とは、食べ物に対する好みや、飲酒の習慣があるか、煙草は吸うかなど、本人の嗜好に関する事です。

本人が好んで行っているため、たとえ「痛風」発作で一度死ぬほどの思いを味わっても、改善するには覚悟と努力が必要です。

まして健康診断で「尿酸値」が高いと注意されただけの予備軍なら、なおさら断固とした決意がなければ、改善することなどできません。

ここで家族の出番となります。

家での食事を「尿酸値」を下げるようなものに変え、外食の場合でも、適切なメニューを選ぶようすすめられるのは家族だけです。

サラダ

濃い味付けが好きな家庭なら、当然子供も濃い味付けを好むようになります。


未来の「痛風」患者を育ててしまう前に、家族ぐるみで改善に取り組んで下さい。

ただしあまりの締め付けはストレスの元となるので、アメとムチを使い上手に改善していきましょう。

まとめ

家族の影

家族が「痛風」になってしまったら、患者だけでなく、家族も巻き込んで生活の改善を行うことで、患者の心の負担を軽くし、効果も上がるのです。