これが痛風の仕組み!

痛風のメカニズム

ここまで読むと、痛風が何やら尿酸と関係していることは想像できているかと思います。

そう、痛風は血液中の尿酸値が高まることで引き起こされます。

尿酸塩と痛風の関係

血液中の尿酸値が高いだけでは高尿酸血症といい、痛風ではありません。

高尿酸の状態では、着々と体内で尿酸の蓄積がされています。

関節や腎臓などの内臓で尿酸の蓄積が顕著です。

尿酸は、濃度が高いと結晶化して尿酸塩となります。

そして、何かの拍子にその尿酸塩がはがれると、痛風独特の痛みを引き起こすのです。

痛風の激痛は、はがれた尿酸塩を白血球が攻撃することにより起きます。

また、尿酸塩が関節にたまり、こぶのようになったものが、前述の痛風結節です。

尿酸は体内で絶えず作られており、正常な身体では適切に排泄が行われ、一定濃度に保たれています。

尿酸は体内で、細胞の新陳代謝の産物やエネルギー産生を介して絶え間なく作られています。

さらに、一部は我々が口にする食事から取り込まれる、プリン体の分解物質として尿酸が生成されています。

体内の尿酸の多くは腎臓に運ばれ、尿として排泄されています。

しかし、この過程に何らかの異常が生じると血液中の尿酸濃度が高まり、やがて痛風という病をもたらすのです。

尿酸がつくられ過ぎる

ボクシング

一つは、体内で尿酸が作られ過ぎる事です。

尿酸が作られすぎる原因として、

  • 食べすぎ
  • アルコールの飲みすぎ
  • 短距離走や筋肉トレーニング
といった激しい無酸素運動があげられます。

この尿酸が生産過剰になっているタイプの痛風患者は、実際、1割くらいといわれています。

尿酸の排泄力低下

トイレ

もう一つは、尿酸の排泄力低下です。

排泄力低下は腎臓の腎機能低下によってもたらされます。

この腎機能の低下は、動脈硬化や高血圧、糖尿病や腎臓病によってもたらされます。

また、腎臓に障害がなくても、体質的に排泄がうまくいかない人も見受けられます。

日本人の痛風患者の多くは、この排泄力低下型だといわれています。

そのほかに、上記2つ異常を併発している人や、痛風の治療過程で異常のタイプが入れ替わることも報告されています。

痛風のメカニズムが分かったところで、痛風を予防する、または悪化させないためにできることをまとめてみましょう。