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痛風の合併症として、様々な病が考えられる

痛風の合併症

生活習慣病の一つといわれる痛風には、様々な合併症が考えられます。

痛風の合併症というのは、痛風が原因となって起こる別の病のことです。

合併症を発症すると、痛風の治療と同時に合併症の治療も行わなくてはなりません。

必然的に、服用する薬は増えるでしょうし、通院の負担も増える可能性があります。

日常生活で注意しなければならないことも増えるでしょう。

したがって、合併症はできるならば回避したいものといえるでしょう。

生活習慣からくる疾病

痛風は生活習慣病の一つといわれ、生活習慣と密接に結びついています。

したがって、痛風の合併症といわれるものには主に生活習慣からくる疾病があげられます。

例えば、

  • メタボリックシンドローム
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 虚血性心疾患
  • 脳卒中
  • 脂質異常
といったものです。

高血圧、脂質異常や糖尿病、肥満を伴うメタボリックシンドロームは痛風とともに生活習慣病といわれるものです。

栄養過多の食生活や過度の飲酒、運動不足、強いストレスといった要因があげられます。

これらの生活習慣病と密接な関係にあるのが、動脈硬化の進行です。

動脈硬化が進行すると、

  • 脳卒中(脳梗塞や脳出血)
  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
といった命に関わる病の発症率が高まることが知られています。

生活習慣病といわれる病は、食生活の見直しや改善を求められることが多くあります。

いずれの病も、暴飲暴食を避けるという基本は変わりませんが、病気によって、推奨されるものと避けることが好ましいものが違います。

ある病では推奨されるのに、ある病では避けたほうが良いものもあるということです。

その一つが卵です。

プリン体が少ない動物性たんぱく質源として、痛風患者に重宝される鶏卵は、卵黄にコレステロールが多く、脂質異常症の患者には不向きです。

このように生活習慣病を合併症として発症してしまうと、日々の食生活も多方面に気をつけなければならなくなります。

また、痛風で一番に負担がかかる臓器が腎臓なので、痛風患者は尿路結石や腎障害といった合併症も起きやすくなっています。

痛風がある人の腎臓結石の発症率は通常の人の3~5倍ともいわれています。

また、腎臓でできた結石は尿とともに下に降りてくるので、尿管や尿道などにも結石ができたり、たまったりすることがあります。

以前は、痛風により腎不全を起こし、尿毒症で命を落とすケースもありましたが、現在は医学の発展でそこまで進行するケースは珍しくなってきました。

痛風と合併症

男性

痛風の特徴は激しい痛みを伴う痛風発作ですが、痛風発作は抑えることが可能で、最近では痛風で命の危険にさらされることはめったになくなりました。

しかし、痛風に伴う合併症には命の危険にさらされる病がいくつもあります。

よって、痛風の怖さは痛風に伴う合併症にあるとも言えるでしょう。

痛風と診断されたら、痛風の治療とともに、これらの合併症を予防することも重要な意味を持ちます。