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痛風の合併症、虚血性心疾患

虚血性心疾患

虚血性心疾患とは心臓に血液が行き届かなくなる病です。

狭心症と心筋梗塞があり、いずれも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

虚血性心疾患とは

心疾患はガンに次いで日本人の死因、第2位に位置する命の危険を伴う病です。

厚生労働省発表の2011年人口動態統計(概数)をみると、2011年に心臓病で亡くなった人の数は約18万9000人。

死者数全体の15.8%を占めます。

そのうち心筋梗塞により死亡した人の数は、4万2600人ほど。

心筋梗塞は心疾患で死亡した人の22.5%を占める危険な病です。

心臓病で亡くなる人は男性の14.0%、女性の17.9%です。

やや女性のほうが心臓病で亡くなりやすいといえるでしょう。

心臓は全身に血液を送るポンプの役割をしているため、多くの栄養や酸素を必要としています。

この心臓に栄養などを届けているのが、冠動脈です。

虚血性心疾患とは、冠動脈が動脈硬化で心臓が十分な血液を得られなくなる病です。

冠動脈は太いところで約4mmあるといいます。

その冠動脈が動脈硬化で血管の内腔が狭くなったところに、血栓ができて血流が悪くなるのが狭心症です。

これは心筋の一時的な血液不足といえる状態で、胸の痛みを伴います。

それ以外に、奥歯やのど、肩こりや左腕などに痛みを伴う場合があり、この痛みは通常10分くらいで治まります。

この発作はニトログリセリンなどで抑えることが可能です。

しかし、狭心症の発作が頻繁になってきたりすると、心筋梗塞に発展する可能性があり、注意が必要です。

心筋梗塞は冠動脈が動脈硬化の進行などで完全に詰まった状態のことです。

詰まったところより先の部分は、次第に壊死を起こしてしまいます。

狭心症より激しい痛みを伴い、安静にしても治まりません。

このような場合、ただちに救急車を呼ぶのが正解です。

救急車

処置の遅れは大きな代償を伴うことでしょう。

虚血性心疾患は痛風の合併症の一つともされ、痛風患者が虚血性心疾患を起こす確率は、痛風を発症していない人の2倍といわれており、痛風がある人はより注意が必要な病です。

虚血性心疾患の予防

虚血性心疾患の一番の原因は動脈硬化です。

動脈硬化は

  • 生活習慣や毎日の食事
  • 痛風
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
これらで、促進されることが知られています。

動脈硬化は年を取るとともに自然に進んでいきます。

そこに前述の促進因子が絡み、さらに進むことになります。

虚血性心疾患を防止するには動脈硬化を予防するのが一番です。

これは日本人の死因3位である脳卒中にも言えることです。

動脈硬化予防として、日々の食事による対策が考えられます。

例えば、血液をどろどろにし、血栓をできやすくする食べ物の摂取を極力控え、血管内に血栓ができるのを防ぐのも一つの手です。