生活習慣病を数字で見てみよう

生活習慣病

痛風は、生活習慣と密接な関係にあるといわれています。

痛風のほかにも生活習慣病といわれる数々の病があります。

そして、痛風を患っていると、他の生活習慣病を合併症として発症してしまうこともあることが知られています。

ここでは生活習慣病に絡む数字から、痛風との共通点や関係を探ってみたいと思います。

高血圧と痛風

高血圧は日本において非常に患者数が多い生活習慣病です。

厚生労働省の推計によると、高血圧症の人は約4000万人、正常高血圧と呼ばれる高血圧予備軍を含めると約5500万人に上るとも言われています。 これは日本人の4分の1にあたる数字です。

2006年国民健康・栄養調査によれば、40歳以上75歳未満の男性の約6割、女性の約4割が高血圧とされています。

これは非常に高い数字ということができますが、

  • 高血圧の原因とされる食生活の乱れ
  • 過度のストレス
  • 運動不足
  • お酒の飲みすぎ
これらは、痛風を発症する誘因にもなっていることに注意が必要です。

このことから、高血圧になる人は痛風にもなりやすい、または痛風になる人は高血圧にもなりやすいといえるのです。

高血圧は塩分の高い食事を避けることが予防策の一つです。

したがって、痛風になったら、塩分の高い食事を避け、合併症として、高血圧を発症するのを防ぎたいところです。

糖尿病と痛風

体重計

高血圧と同様に糖尿病も患者数が多い生活習慣病です。

糖尿病の推定患者数は約2200万人に上るといわれ、日本は世界的にみても糖尿病の患者数が多い国です。

これは成人5人に1人が糖尿病かその予備軍ということを表し、日本の糖尿病患者数は世界6位という調査結果もあります。

尿酸値と血糖値には相互関係が認められており、痛風患者は糖尿病を発症しやすく、糖尿病患者は痛風を発症しやすくなっています。

糖尿病も痛風もともに代謝異常といわれる病気の一つです。

ともに、食生活の乱れや運動不足などに伴う肥満が原因となるという共通点があります。

内臓脂肪は糖尿病の指標であるインスリンというホルモンの働きを阻害します。

痛風患者には高い割合で、肥満が見られ、糖尿病になりやすい環境にあるということができるでしょう。

脂質異常症と痛風

脂質異常は食生活の乱れや運動不足という生活習慣が要因となる病です。

この発症要因である食生活の乱れや運動不足といったものは、痛風の発症原因や高血圧、糖尿病といった他の生活習慣病と共通する項目です。

日本人の約3割が脂質異常症であるといわれています。

さらに、痛風のもとである高尿酸血症の患者約45%が、中性脂肪の脂質異常(高トリグリセライド血症)を合併しているというデータとともに、中性脂肪の脂質異常が見られる人の82%に高尿酸血症が見られるというデータもあります。

このことから、高尿酸血症と脂質異常症に、関連性があることがうかがわれます。

以上の生活習慣病と痛風はお互い誘因となる傾向が見られます。

双方に共通する食生活の乱れや運動不足といった原因が見られる点に注目し、日ごろから生活習慣に気をつけることが大切です。

そして、何らかの生活習慣病や痛風にかかった場合は、さらなる合併症を予防するという意味も兼ね、早急に生活習慣を見直すことが必要になります。