大晦日・お正月の食卓

年越しそば

お正月は日本の伝統的行事の中でも、家族そろって迎えることが多いものです。

学校や官公庁始め、多くの企業が休みになることが多いこともポイントです。

中には、寝正月を決めて、家でごろごろすることを楽しみにする人もいるようです。

正月は普段より、体を動かす機会が減りがちですので、意識して体を動かすとともに、食事面でもいつもより摂取エネルギーを減らすよう、努力が必要になるでしょう。

大晦日の風習、年越しそばを楽しもう

毎年、12月31日(大晦日)は古くから健康長寿を祈り、年越しそばを食べる風習があります。

そばは一人前でも290cal程度。

高タンパクでマグネシウムや銅といったミネラルも含まれている上、コレステロール排出作用をも持ち合わせ、食事療法中の人には嬉しい食材です。

痛風患者にもお勧めで、合併症として引き起こしやすい脂質異常などの防止効果が期待できます。

年越しそば

そば自体は低エネルギーの食品ですが、天ぷらそばにすると、そのエネルギー摂取量は倍増します。

年越しそばは、温かくても冷たくても良いようです。

栄養面から見てもそれほど大きな違いはありません。

ただし、めんつゆをすべて飲み干したとすると、ざるそばよりかけそばの塩分量の方が高いようです。

具材とめんつゆの塩分量に気をつければ、大いに楽しめる風習です。

おもち・お雑煮の栄養ポイント

お正月に欠かせないおもちはプリン体も少なく、お勧めの食材です。

しかし、実際はおもちをそのままで食べることはなく、雑煮にしたり、あんこをからめたり、きなこもちにしたりと何かしら味を加えることになります。

おもちは切り餅2個、丸もち3個で白米1膳分(150g)相当のカロリーがあります。

よって、おもちはどのように、どれくらいを食べるかがポイントとなってきます。

おもちだけではビタミンが不足してしまいます。

この点を考えると、お雑煮がお勧めです。

雑煮

地域によって、お雑煮の風習は様々ですが、野菜を取り入れ、うまくビタミン不足を補いましょう。

そして、くれぐれもお餅の食べ過ぎには注意しましょう。

また、おもちは脂質やたんぱく質も不足しがちですが、これらは一緒に食べることが多いおせちに多く含まれていますので、あえておもちと一緒にとらなくても良いのではないでしょうか。

おせちの栄養ポイント

おせちは縁起物と保存食の両面の意味合いを持ち、お正月には欠かせない料理の一つです。

おせちの持つ保存食という面で、おせち料理は全体的に濃い味付けのものが多くなっています。

したがって、塩分や糖分の取りすぎが心配なところです。

おせち料理

おせちにはいろいろな品があり、取り分けて食べるのが一般的かと思います。

よって、食事療法中の人の取り分け方がポイントとなります。

おせちの中には野菜や豆類、海藻類をメインにした品と、肉や魚をメインにした品があります。

肉類や魚の一部にはプリン体を多く含む食材もありますが、おせちはどの料理も少量ずつ詰めてありますので、極端にプリン体の取りすぎを心配する必要はないでしょう。

それよりも、肉や魚メインの品ばかりを取らずに、バランスよく取り分けるようにしてみましょう。

中でも、昆布には塩分を排泄する働きがあるので、昆布巻きはお勧めの品です。