食事療法の考え方

食事

痛風は生活習慣に影響を受けやすい病です。

痛風と診断されてからの生活によって、改善も悪化もありうる病なのです。

食事療法を行うにあたり、注意することは

痛風になってしまったら、少なからず、何らかの食事療法が必要になります。

痛風という病は血液中の尿酸値が高まる病ですので、尿酸値に気をつけた食事ということは必須条件になります。

食べ物に含まれるプリン体が、体内で分解されて尿酸になりますので、プリン体の摂取を控えることが直接的な効果をもたらします。

他に、痛風患者は肥満傾向にあることが多く、肥満は体内の尿酸値を上げることが分かっています。

したがって、太めだなあと自覚している人は、食事療法で減量にも合わせて挑戦してみましょう。

体重

減量については、近年、特に女性において、痩せているほうが良いとする風潮にあり、中には標準体重以下にもかかわらず、ダイエットが必要と認識している人もいますので、標準体重の計算式で、自身を確認してから取り組むことをお勧めします。

標準体重の計算の仕方は、身長の二乗×22(適正BMI値)です。


また、血液検査で尿酸値の他に気になる値はありませんでしたか?

痛風は高血圧や脂質異常、糖尿病といった合併症を引き起こすことがあります。

これらの兆候があれば、痛風とあわせて意識した食事を心がけましょう。

好きなものは食べて良い

痛風だけに限った食事療法であれば、好きなものを禁止する必要はありません。

治療に食事制限が必要な病はたくさんありますが、痛風は好きなものを食べていけないわけではないので、痛風の食事療法は比較的取り組みやすいほうといえます。

ただし、好きなものを好きなだけ食べていたのでは、食事療法になりません。

好物が制限したほうが良いものならば、量を少なめにするか頻度を減らすという取り組み方をしてみると良いでしょう。

尿酸値を増やすもととなるプリン体は、アミノ酸などに含まれ、体内で大切な働きをも担っています。

したがって、プリン体を完全に制限することは健康維持の観点から、このましくありません。

痛風の食事療法は、特定の食べ物の制限ではなく、全てバランスよくがキーワードです。

和食

これから一生涯続けていけることがポイント

痛風の食事療法は尿酸値が下がったから終わりにできるものではありません。

食事療法を止めてしまうと、次第に尿酸値があがってくる恐れがあります。

食事療法は痛風を発症してしまった以上、生涯にわたって取り組まなければならないものです。

したがって、激しい食事制限をするのではなく、

  • 長く続けられる内容にする
  • 一度始めたら維持すること
これらが大切です。

尿酸値が落ち着けば薬の服用を減らせるかもしれません

医者

痛風を発症し、尿酸値が高い状態にあるならば、薬物療法と食事療法、生活習慣の改善を指示されることが多いでしょう。

しかし、これらの成果が出て、尿酸値が低い状態で安定してくると、医師の判断次第で、薬の量を減らせる可能性があります。

ただし、薬の量が減っても、食事療法や生活改善を維持しなければならないのは変わらないでしょう。