あなたは大丈夫? 「ストレス」と「尿酸値」の意外な関係
みなさんはストレスを感じていますか?
「痛風」を発症する人の多くが、いわゆる働き盛りの男性です。会社でも、家でも背負うものが増え、ストレスを一番受ける年代とも言えます。
ストレスと「痛風」には実は密接な関係がありました。
目次
ストレスで「尿酸」が増える3つの理由。
過度なストレスがかかると、「尿酸値」が上昇し「痛風」発症のきっかけになるということは、様々な調査で明らかになっています。
科学的な因果関係が完全に解明されているわけではありませんが、ストレスが「尿酸値」を上げる理由として、次の3つが挙げられています。
- 1つは人間の体がストレスを受けると、「異常事態」に備えるため、交感神経(目覚めや緊張を司る神経)が優位に働き、心身が常に緊張した状態になります。
これにより血圧や呼吸、心拍数が上がり、エネルギー代謝が活発化して、「尿酸値」が上がるというもの。 - 2つ目はストレスを発散させるために、暴飲・暴食や激しいスポーツにはしり、結果「尿酸値」が上がるというもの。
- 3つ目はストレスが長期にわたり蓄積されることにより、自律神経系に障害が起こり、「尿酸」の排泄が妨げられて「尿酸値」が上がるというものです。
ストレスをためやすい人には特徴があります。自分の性格や生活を振り返ってみて下さい。
ストレスをためることは、「痛風」にはとてもよくない、ということがわかりました。
では、同じようなストレスを受けても、うまくかわしてストレスをためない人と、がっつりため込んでしまう人がいるのはなぜでしょうか。
実はストレスをためやすい人には特徴があるのです。
ストレスをためやすい人は「Aタイプ」と呼ばれ、血管や心臓の病気にかかりやすいと言われています。
Aタイプの人の特徴は、
- 真面目で几帳面
- 責任感や競争心が強い
- 常に高い目標を目指して頑張る

生活は仕事一筋で、趣味や遊びにはあまり時間を使いません。
つまり社会的に言えば活動的で指導力があり、勤勉な人であればあるほど、ストレスをためやすい人なのです。
ぜひ一度自分の生活を振り返り、自分が「Aタイプ」に当てはまるか考えてみて下さい。
ストレスはゼロにすることができません。ですからストレスをためないようにすることが大切なのです。
ストレスは「尿酸値」を上昇させます。
ですから「尿酸値」を上げないためには、ストレスを受けないことが理想なのですが、現代社会に生きる私達は、ストレスと無縁ではいられません。
ですから大なり小なり様々なストレスを受けながら、それをうまくかわしていく術を身に付けましょう。
それには、ストレスをため込むばかりではなく、適度に発散させる必要があります。

例えばちょっと働き過ぎだなと感じたら、思い切って休暇を取る、頑張り過ぎだと感じたら、少し自分にブレーキをかける。
ストレスゼロを目指すのではなく、ストレスがあって当たり前だと思い、過度にならないように気楽に付き合う気持ちでいることが大切です。
まとめ
過度なストレスがかかると、「尿酸値」が上がることがわかっています。
ストレスをためやすい人には特徴があり、もし自分がストレスをためやすいタイプだと思ったら、ストレスと気楽に付き合い、うまくかわす術を身につけることが大切です。